持続可能な
開発目標への取り組み

SDGs Initiatives

SDGs

SDGs

持続可能な開発目標(SDGs)× 旭化成酸素

2015年に国連で採択された持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)は、豊かで活力ある未来をつくるために17の目標を定め、2030年までの達成を目指す世界規模の取り組みです。旭化成酸素株式会社は「ガステクノロジーを通じた地域社会への貢献」を経営理念に掲げ、社会課題の解決に取り組み、SDGsの目標達成に向けて、国際社会の一員として貢献してまいります。

持続可能な開発目標(SDGs)× 旭化成酸素

withコロナ後の新時代にも社員が安心して働き続けられる環境づくり

すべての人に健康と福祉を

ジェンダー平等を実現しよう

働きがいも経済成長も

人や国の不平等をなくそう

社員の体調管理を会社で支える

会社の発展は社員の健康づくりから。週休2日制により、ON-OFFのメリハリある生活を送れる勤務体制を敷いています。毎年の健康診断、インフルエンザ等予防接種の費用補助を行って社員の体調管理をサポートし、適度な運動や禁煙も推奨しています。
社内衛生環境の改善として消毒用アルコールの設置、自動水栓・ペーパータオルを採用済みですが、5類移行後も終息の見えない新型コロナウイルス対策として、社員にはサージカルマスクや携帯用手指消毒用アルコールの定期的な支給を継続しています。

職種や性別に関係なく、社員が働きやすい職場づくり

職種や性別を限定せず、意欲のある社員を各部で雇用しています。女性管理職の登用にも積極的に取り組み、女性の部長職1名、営業職2名、事務職6名(2024年2月現在)が活躍しています。男性が多い業界において女性が働きやすいよう、ハラスメント講習会を実施しているほか、産休・育休制度はもちろん、時間単位で取得できる有給休暇制度を設け、女性社員の子育てを応援しています。男性社員にも、育児・介護等の理由による休暇取得を推進しています。さらに、新型コロナ蔓延等パンデミック状況下においてはテレワーク勤務も採用しています。

ベテラン社員が培った経験と技術を次世代へ

再雇用制度を設け、定年退職者を再雇用するとともに、新卒者・中途採用者の雇用・育成に注力し、ベテラン社員が培った経験と技術を若い社員に伝える取り組みを続けています。政府が推進する「働き方改革」の実現に向けては、労働環境・労働条件の最適化を進め、社員の希望による適正部署への配置転換や、テレワーク制度の導入、有給休暇、育児・介護休暇の取得推進に努めています。

従業員の満足度向上による離職率低下へ

業務拡大、未来に向けた人材確保の採用にあたっては、年齢、性別、学歴、経験といった条件ではなく、本人の適性とやる気を評価し、人材を雇用しています。そして採用後は、旭化成酸素の大切な家族として、長く働きやすい環境づくりに尽力しています。労働環境・労働条件の最適化を進めることで離職率低下につながっています。

地域環境と地球環境に配慮した企業活動

エネルギーをみんなにそしてクリーンに

気候変動に具体的な対策を

CO2排出量の削減を目標に社内環境を整備

地域社会の発展に貢献すること、人と地球にやさしい企業であることを経営理念にも掲げていますが、高圧ガスの販売・供給を事業の柱とする当社にとって、持続可能な社会の実現に向け、地球環境保全への取り組みは不可欠なものと考えています。
電力使用量削減によるCO2排出量の削減を目標に、太陽光発電による電気使用の省エネ化、照明のLED化、時間外・不要時の消灯による節電、クールビズ・ウォームビズの積極採用によるエアコン温度の適正化、井戸水の局所散布や打ち水による外気温度の緩和措置といった、さまざまな対策を実践しています。
また、社用車を低公害車に切り替え、工場内で使用するフォークリフトにはバッテリー式を採用。社用車にはドライブレコーダーを搭載し、社員に安全運転及びアイドリングストップ、エコ運転の啓発を行っています。

エネルギーの安定供給を担う責任と安全対策

エネルギーをみんなにそしてクリーンに

住み続けられるまちづくりを

つくる責任つかう責任

平時・非常時を問わないガスの供給を支える万全の体制

酸素や窒素、アルゴン、アセチレンなどの高圧ガスは、鉄鋼、化学、自動車、建設、造船、食品、医療などのあらゆる産業分野において欠かせない役割を果たしています。当社は、高圧ガスのプロフェッショナルとして、これらの分野で使用されるエネルギーの安定供給を担い、山間・離島などの遠隔地へも商品供給を行って産業維持・活性化に貢献しています。そして、非常時の安定供給を担保するため拠点を複数化するなどのBCP対策(事業継続計画)及び当番出勤による緊急供給対応を徹底。万一の高圧ガス事故発生時の緊急連絡体制も構築しています。さらに、官民主催の保安大会に積極的に参加しています。

徹底した保守点検による品質管理と再資源化の取り組み

ガスの安定供給に徹底した安全対策は欠かせません。法令遵守はもちろん、シリンダー(ガスボンベ)等のガス供給容器の安全性と耐用年数延伸のため、製品規格に応じた厳しい基準で保守点検を実施しています。
高圧ガスについては、その性質や影響について安全データシート(SDS)を定期的に配布し、高圧ガスの取り扱いに関する注意喚起を行っています。安全管理の取り組みの一つとして、長期停滞容器の回収を促す活動にも力を入れています。
また、高圧ガス容器だけでなく、産業機器や高圧ガス設備についても、法令に則った検査をし、適切なメンテナンスを実施しています。
全社員が3R(リデュース・リユース・リサイクル)を意識し、排出される社内ごみは徹底的に分別され、リサイクルと適切な廃棄が実践されています。

高圧ガスの活用で食品ロスを削減

先端医療研究などのバイオテクノロジー、医薬品、食糧・食品市場でも高圧ガスが新製品・新技術を生み出しています。当社が炭酸ガスを供給する植物工場・LED栽培工場では、ハウス内の炭酸ガス濃度を調整することで、必要なときに必要な量の作物を収穫する計画栽培が可能です。
また、窒素ガス、炭酸ガスをはじめとする食品添加物ガスの封入により、食品の酸化防止、制菌、品質保持などを実現。高圧ガスが食品廃棄を減らす取り組みにも大きく貢献しています。

高圧ガスが未来の技術革新を切り拓く

質の高い教育をみんなに

産業と技術革新の基盤をつくろう

パートナーシップで目標を達成しよう

社員のスキル向上を支援し、活躍できる環境を創出

当社では、部署内の業務内容を共有化することでマルチ化を推進し、人材育成やスキルアップに力を入れています。豊富な知識と経験を持つ先輩社員が講師となり、新入社員教育の充実を図っています。すべての社員は、公的機関や民間団体などが主催する講習会にも積極的に参加することができ、知識や技術の向上を目指せます。各種資格試験の教材購入費用・受験費用を会社が補助し、資格取得を応援する制度もあり、活用する社員が年々増えています。 メーカーや商社と連携して定期勉強会を開いたり、各社の協賛による展示会を開催したりと、パートナーシップを生かして社員が学べる機会を創出しています。

産業用ロボットとITを活用し、ガス供給システムをスリム化

当社がカスタマイズして販売する産業用ロボットの多くは、工場内の重負荷・危険作業を担うだけでなく、自動化・省力化を実現するロボットです。業務の安全性向上と圧倒的な効率化が見込め、作業環境の改善につながります。
革新的な技術開発が進む産業分野で高圧ガスの用途は広がり続けています。総菜の鮮度や風味を高めたり、精肉や鮮魚の賞味期限を延ばしたりする食品添加物ガスの販売は、食品ロスの低減や廃棄コストの削減に大きく貢献しています。
ITシステムの導入・活用も高圧ガス供給の効率化に不可欠な要素です。販売管理・容器管理システムの導入による業務内容の電子化、テレワーク等による業務の遠隔化が当社のガス供給システムのスリム化を可能にしています。